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バイタリティーに生きる

プログラミング、スタバ、フリーランス、WEBデザイン。フリーランスで生きる大学生が新しいライフスタイルを提案します。

おもしろければ何でもあり?吃音障害をもつ東大生を晒しものにする報道姿勢ってどうなの

東大生

一つのツィートが波紋を呼んでいる。

東大生を世間知らずとか恋愛下手で叩くのは笑って許されるのに、東大生がその人たちに黙れ低学歴どもがと言うと人間出来てない扱いされるの何でなんですか??

昨日フジテレビの日曜特番で『さんまの東大方程式』なるものが放送された。

40人の東大生をスタジオに招き、お笑い界の巨匠さんまさんが東大生の話を引き出し、それに関してスタジオの芸人達がおもしろおかしく突っ込みを入れるといったバラエティ番組だ。

Twitterやネットサイトでの反響を見る限り、多くの人が「面白かった」「ひっさびさに笑えた」などと盛り上がっており、番組は非常に好評だった。僕もリアルタイムで観ていたが、さんまさんの絶妙ないじりや軽妙なトーク、ひな壇の芸人の突っ込みと東大生の絡みは新鮮でおもしろかった。しかし一方で、東大三なしトリオと称して美女との合コンに引っ張り出し、どもり吃音でうまく言葉を発せない東大生を映し出しスタジオで笑うというシーンには違和感を覚えた。

東京大学はいわずと知れた日本最難関大学だ。全国1学年の大学生は60万人いるそうだが、そのトップ0.5%の層しか入れないのが東大だ。歴代総理大臣数、ノーベル賞受賞者数、キャリア官僚数が全大学中1位であり、卒業生も軒並み日本を動かすポストに就いているいる。身の回りでも重役のポストに東大卒の人がいる社会人も少なくないだろう。だがそれゆえに、日本中でどこか東大生を物珍しそうな視点でみようとする風潮があるのは間違いない。

合コンのシーンでは、東大生達を東大三なしトリオと銘打って、美女との会話でしどろもどろになるシーンを映し出しスタジオで大笑いしていたが、これが仮に東大生じゃなくて自閉症や発達障害をもつ人だったら果たして笑えるのだろうか。じゃあそれなら、東大生なら笑っていいのだろうか。

この合コンをするといった企画自体、学歴社会の背後に生まれている東大への嫉妬や妬み、物珍しさが見え隠れしてならない。確かに勉強ができる東大生が美女の前では何もできない!っていう構図は一般に面白いだろうし、一部のひとにとっては痛快と感じられるのかもしれない。ただこれがテレビのコンテンツになっていいわけない。彼らはまだ社会にも出ていない大学生だ。

合コンでしどろもどろになっている東大生は、明らかにどもり・吃音の症状を抱えていた。どもり・吃音はれっきとした障害だ。それも周りから理解されずに軽く見られ、それが原因で精神障害を併発といったケースもよく見られるつらいものだ。

今回その東大生が言葉に窮し戸惑う姿がおもしろおかしく全国に放映されたわけだが、もし仮にそれで少年が傷つき、ネガティブな感情が原因で鬱病や不安障害を発症してしまったらフジテレビは責任を取ることができるのだろうか。僕は見ていて、吃音をもつ東大生の何となく辛そうな感情が伝わってきてみるに絶えなかった。そう感じた人も少なくはないのではないだろうか。

フジテレビはその吃音の子を合コンに放り込んだだけでなく、再三放送して全国の笑い者にした。しかもご丁寧に字幕までつける神経の使いようだ

僕は仕事の関係上東大生と関わることがあり、自分のことをうまく表現できない人が多いことは感じていた。東大生はアスペが多いなんてよくネットで見かけるが恐らくそれは本当だと思う。そういう人はある特定の分野では優れた才能を示すことが多いが、その反面、周りの人に自分自身が理解されず笑われている姿を目の当たりにしてきている。ただそうした人こそ、表面上では笑っていても心では深く傷つき泣いているものだ

僕はこの記事で世間の東大生の印象を変えたいとは思わない。ただ理解されない吃音という病気への理解をもっともっと促進しなければならないと思っています。同じく人に理解されない病気を持つ自分だからこそ、この東大生の気持ちがよくわかります。 

日本の世論を司るといっても言い過ぎでないくらい影響力をもつフジテレビが、こういった病気の人を嘲笑う風潮を作っていってしまったら、生きづらく感じている人がもっと生きづらくなってしまいます。

もしこのオンエアの影響を受けて、小学校や中学校のクラスで吃音をもつ少年がバカにされるようになったかもしれません。もし吃音を病気だと認識できないような年頃だったら『どうせ自分は笑われる存在なんだ』と思ってしまって、周りの人にも相談できず塞ぎ込んでしまったら、その子の将来は良いものになるでしょうか

僕はこういう内容で報道したフジテレビを好きになれないし、それをみて笑う世の中が好きじゃないです。

なんかオピニオン記事みたな感じになってしまいましたが、少なくとも僕はこう感じたので記事を書かせてもらいました。駄文でもうしわけございません。